OPERATION
外科矯正
外科矯正治療について
外科矯正とは、矯正治療と外科手術を組み合わせる治療法です。骨格のずれが大きく、矯正治療だけでは十分な改善が難しい場合には、手術によってあごの骨を動かし、噛み合わせの改善を図る外科矯正を行います。
具体的には、下あごが大きく前に出ている場合やあごが左右いずれかに歪むことで、顔が曲がっている場合などの顎変形症、口唇口蓋裂などが外科矯正の治療対象となります。
東陽町駅から徒歩5分・江東区の「エール矯正歯科クリニック」では、外科矯正にも対応しています。
顎変形症について
顎変形症とは、上下のあごの発育のバランスの悪さや形の異常などにより、噛み合わせが著しくずれている状態を指します。噛み合わせの悪化に骨格の問題が大きく関わっている場合、一般的な矯正治療だけでは対応できません。矯正治療で移動できる範囲を超えている症例は、外科手術と併用した治療が必要になります。
外科矯正が必要になる
ケースとは?
外科矯正が必要か、一般的な矯正治療で対応ができるかについてはさまざまな判断基準があります。まず、歯の角度を変えることで、あごのバランスを十分に改善できない場合は外科矯正による治療が必要です。また、受け口の場合は上下のあごのバランスの状況によって治療の必要性を判断します。
外科治療が必要となるかの判断が難しいケースでは、患者さまの希望を伺い、治療方針を決定しますが、噛み合わせだけでなく、顔貌や輪郭も整えたい場合には、外科治療が必要です。
子どもの頃から通院している患者さまの場合は、あごの成長状態を把握できるため、経過観察をしながら患者さまの考えも確認し、できるだけ良いタイミングで外科手術を行えるよう配慮しています。
安心して外科矯正を
受けていただくために
外科矯正は、あごの骨を切断する外科手術を行うため、一定期間の入院も必要になり、患者さまの不安は大きくなります。当院では、患者さまの不安をできるだけ払拭し、安心して手術を受けられるよう、患者さまが納得できるまで何度でも分かりやすく丁寧な説明を行います。不安なことがあれば、些細なことでもお気軽にご相談ください。
外科矯正のメリット
矯正治療だけでは
改善できない症例も改善
骨格のずれや歪みによる噛み合わせの乱れは、矯正治療だけでは改善ができません。また、矯正治療では歯を移動できる範囲も限定的です。
外科矯正は、あごの骨を外科的に切除する手術と矯正治療の併用により、矯正治療だけでは十分な改善が望めない大きな噛み合わせのずれにも対応でき、理想的な噛み合わせを叶えることができます。
健康保険を適用できる
一般的な矯正治療は保険が適用できないため、治療費の全額を負担しなければなりません。しかし、顎変形症と診断された場合、外科矯正には健康保険を適用できるため、治療費の負担を軽減できるというメリットがあります。
江東区東陽町の「エール矯正歯科クリニック」は、指定自立支援医療機関・顎口腔機能診断施設であり、保険適用で外科矯正を行うことができます。
顔の輪郭を改善できる
矯正治療は、歯の角度を変えることで歯並びを改善しますが、骨格自体は変えられません。しかし、外科矯正では上下のあごの大きさや形に異常があり、バランスが大きく崩れている場合であっても、歯並びに加え、輪郭も改善できます。また、口元だけでなく、お顔全体のバランスの改善も期待できます。
外科矯正の流れ
STEP01
当院と提携大学病院における
検査
まず、当院で外科矯正が必要になるかの検査を実施します。その後、当院が提携している大学病院の口腔外科で検査を受け、顎関節のMRIまたはCT撮影を受けていただきます。
検査の結果、手術を伴う矯正治療が必要になると判断された場合は、治療内容についての詳しい説明を行い、治療の同意をいただいてから治療を開始します。
STEP02
術前矯正
手術を実施する前に、当院で矯正治療を行います。抜歯が必要な場合は、提携している一般歯科医院で処置を受けていただきますが、保険を適用できます。矯正治療の期間は1年半~2年程度です。
保険適用の治療となるため矯正装置は選択できず、歯の表面に金属製のブラケットを装着するワイヤー矯正を行います。
STEP03
大学病院にて外科手術
術前矯正終了後、提携する大学病院で外科手術を行います。1~2週間程度の入院が必要になりますが、術後の状態によって入院期間は変わる可能性があります。
STEP04
術後矯正
手術後、より精密に噛み合わせを整える術後矯正を行います。治療期間は半年~1年程度ですが、お口の状態によって前後する場合があります。
STEP05
保定
矯正治療後は、噛み合わせを安定させる保定期間が必要です。約2~3年の間、3~6ヶ月に1回の頻度で通院していただきます。